
故人の四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆。人が仏になって初めて里帰りする時ですので、親戚や知人・友人を招いて丁寧に供養を行ないます。
■初盆の準備と当日の流れ
お盆前にはまず仏壇・仏具を清めたら、盆の入りに精霊棚(しょうりょうだな)を作り、供物をお供えします。当日は僧侶にお経を上げてもらい、その後、参会者で会食をしながら故人の思い出話を語らい、偲びましょう。地域によっては、初盆の際にも何も絵柄のない白張提灯を使い、送り火で燃やしたりお寺へ納めたりする風習があります。また初盆の提灯は親戚や縁者が送ることになっています。
春分の日・秋分の日をはさむ前後各七日間を「お彼岸」といいます。この日は太陽が真東から昇り真西に沈むことから、あの世(彼岸)とこの世(此岸)が通じやすくなると考えられ、法要やお墓参りをし、故人の供養を行なうようになりました。
■お彼岸の準備と当日の流れ
彼岸の期間の初日は「彼岸の入り」と呼ばれます。この日までにお仏壇を掃除し、供物をお供えしておきましょう。供物は彼岸団子と、秋ならお萩、春なら牡丹餅などが一般的です。お仏壇を整えたら、家族や身近な人々に参会いただき、僧侶を招いてお経を上げてもらいます。その後お墓が近くにあれば参会者全員で、遠ければ後日家族で墓参し、ご本尊とご先祖の供養を行ないます。お墓参りにはお線香・ライター・お花・お供物、掃除道具を持参し、お墓をきれいに掃除してからお参りします。寺院墓地の場合は、まず本堂でお参りを済ませ、お寺の方にご挨拶するのがよいでしょう。
お盆は八月十三日から十六日の三日間。ご先祖さまの霊を迎える大切な期間です。お盆の時期、お寺では「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という法要をとり行ないます。各家庭ではお盆には故人の霊が帰って来るといわれ、お供えや提灯を飾ってお迎えします。
■お盆の準備と当日の流れ
まず十三日の朝に精霊棚を作ります。これは位牌を安置し、お供えをするための棚で、茄子で作った牛や胡瓜の馬を飾ります。これは、ご先祖さまの霊が牛に荷を引かせ、馬に乗って行き来するという言い伝えによるものです。夕方になると菩提寺やお墓に参り、迎え火を焚き先祖の霊を迎えます。お盆の間をご先祖さまとともに過ごしたら、十六日は送り盆です。「精霊送り」とも呼ばれ、送り火を焚いてご先祖さまの霊を送り出します。
故人が亡くなって満1年目の命日。この一周忌に行なう法要は、年忌法要の中でも特に重要とされている大切な法要です。遺族や親族、知人、友人など、お世話になった方を招いて丁寧に供養しましょう。
■一周忌法要の準備と当日の流れ
年忌法要を営む際には、お寺やご親戚との兼ね合いでの日程の決定や会食の準備、引き出物の手配など、万全の準備が必要です。2か月くらい前から準備を始めましょう。